masuです。
リゾートバイトの職種の中に「洗い場」というものがあります。
ホテルのレストランや旅館には必ずあるポジションです。
リゾートバイトの職種を選ぶ時、1度どうなんだろう?きついのかな?
なんて考えたことある人もいるかと思います。
実は僕は、リゾートバイトで洗い場という職種を2回経験したことあります。旅館の洗い場と人気ホテルの洗い場です。
2ヶ月、2ヶ月やったので計4カ月。いわば、洗い場のプロです。なので洗い場のことならその辺の子らには、知識、実力ともに負けはしません!(別に勝ちたくはない)
なので、この記事では「洗い場」はどんなことをするのか、洗い場のメリットなどを書いていこうと思います。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
洗い場ってどんなことやるの?
それぞれ施設によってやり方は違うと思いますが、僕が勤めていた職場のやり方を紹介します。
まず、レストランのホールの人がお客さんが食べ終わった皿をひたすら持ってきます。まず、やることは「仕分け」です。
食べ残しを捨てたり、箸、皿、食洗器に通すもの通さないもの、トレイなどをまとめていきます。
次に皿を熱めのお湯に浸し、汚れを浮かせます。
そして、皿を洗っていきます。大体は、あとで食洗器に通すのでこの時はスポンジでなでる程度にします。
次に、ラック(食洗器を通すカゴ)に皿を並べていき食洗器に通していきます。
そ して食洗器から出てきた皿を拭いていきます。
最後に指定の場所に皿を返して、終了です。
そして、この工程を3人くらいで回していきます。
仕事内容は覚えるのは簡単です。10分くらいで覚えられます。
入って1時間もすれば、独り立ちさせられるでしょう。
その簡単な説明の後に残るのは、作業です。とにかく作業、作業、作業、作業の連続です。
頭を使うのは1%、体を使うのは99%です。洗い場はそんなお仕事です。
洗い場ってきついの?
一言でいうと、きついです(笑)
一番仕事の基礎、というか作業のみの仕事なのでホント、修行みたいです。
体が慣れるまでは、ずっと下を向いて皿を洗うので背中は痛いし、熱めのお湯に常に手を入れてるので手は荒れるし・・・
そして、もしそれがのんびりやれたなら全然楽なのですが、レストランや旅館って大体忙しいので、洗い場もそれに比例して忙しくなります。
僕が働いていたホテルは、一泊5万円もするホテルなのにいつも満室の超人気ホテルでした。
そこの洗い場をやったときは、顔を上げるのも、一息吸う暇もないくらいの作業量でした。しかも、休憩なしの5時間ぶっ通し(笑)
今思ってみても、よくやったなお前と褒めてあげたいですね。
もし、これから洗い場を考えている人がいたら、これらのことを踏まえてある程度の覚悟をもって挑戦することをおすすめします。
ここまで読んだら
「なんだ、洗い場ってきついだけの仕事か」
「いいことなんてないじゃん」
って思う人もいると思います。
しかし、この洗い場にもメリットというものがありますのでちょっとご紹介します。
洗い場のメリット
1接客しなくていい
洗い場は裏方業務になるので、お客さんの前に出ていく必要がありません。
接客のスキルなんて必要ありませんし、お客さんに気を使う必要もありません。接客したことある人にはわかると思いますが、これって結構でかいです。やる気がない時も忙しい時でも、笑顔でお客さんに対応しなければなりません。
洗い場にはそれがないので、これはメリットになると思います。
接客があまり得意じゃない方は特に向いているかもしれません。
仕事内容が簡単
仕事内容が簡単です。先ほども言いましたが、内容は10分ほどで覚えられます。仕事をするときに一番面倒な「覚える」という作業を省くことができる職種だと思われます。
そして、必ず決まった仕事がやってきます。接客のようにトラブルなどの臨機応変な対応が必要な場面っていうのがほぼありません。同じことの繰り返しです。
なので、気持ち的には楽な職種です。1ヶ月くらいの短期だったら覚えることも少ないので、やってもいいかなって思えるかもしれません。
1精神面が強くなる
精神面が強くなるのは間違いないと思います。さっき洗い場は修行のよう、といいましたがまさにそうで、ひたすら作業をしていると余計なことを考えなくなります。3、4時間皿を洗っていれば最後は「無」になります。悟りを開くみたいなものです。
最終的にはいくら皿が来ても、起きても動じなくなります。逆にどんどん来いよ!みたいな(笑)
洗い場はとにかく動くこと、作業することに特化した仕事なのでこれを経験していれば、たいていの作業は耐えられるようになります。
他の仕事がしんどいなと思った時でも、この洗い場の経験が自信になって乗り越えられたといったことが結構あります。
自分を変えてみたい人、何かに没頭したい人にはやってみる価値はあるかもしれません。
まとめ
洗い場始めた当初は、毎日
「なんで俺がこんなことを・・・」
「嫌な仕事に就いちまったな」
なんて愚痴ばっかり言ってました。しかし、やっていくうちに
「自分はいつも愚痴が多いし、手より口が先に動くタイプだから、鍛えなおすためにはいいかな」
なんて思うようになり、最後までやり遂げることができました。
今思えば、あれも一つの経験だったんだなといいように思えています。
ぶっちゃけ、洗い場をずっと続ける意味はないと思います。洗い場のスキルが他の仕事に生かされることなんてほとんどないからです。
しかし、経験の一環として一番基本的な仕事、ホテルや旅館の一番下の仕事、泥臭い仕事としてやるのはいいと思います。「ああ、こういう人たちがいて仕事って成り立っているんだな」っていうのが痛感できます。
僕の場合は、反面教師的な意味合いで「絶対こんな仕事をしなくていいように頑張ろう!!」 とも思いました。
そんな感じで、洗い場一つにしてもやりきれば色々感じることがあります。頑張ってやってみれば無駄な経験なんてありません。
洗い場をやることをおすすめするわけではありませんが、やらない方がいいとも思いません。いろいろ考えさせられる経験になったからです。
逆に楽な仕事ばかりやっていても、悩んだり考えたりしないので「楽な仕事だったー」って思うだけで、何も得られないと思います。
ちょっとしんどいかな、なんて職種に悩んでいる人がいたらやってみるのも一つの手だと思います。ぜひいろいろ経験してみてください。
そんなわけで、「洗い場」についてのお話でした。